【リオ五輪】女子マラソン考察

リオオリンピックの女子マラソン。

前回の記事で、日本人3選手のラップタイムを
作成してみました。記事はこちら

こちらがtop3と日本選手の結果を比較したものです。

ラップタイム全体比較

如何に余裕を残して走るかがポイント

1、アフリカ選手の土俵の上で走らない

当然、マラソンは前半「余裕」を持って走らないと、
後半苦しいですね。
トップ3の選手がこれだけ後半スピードアップ(表のオレンジの部分)出来るのは、
前半は余力を残して走っているから。

絶対的な身体のポテンシャルが日本人より高いので、
同じ土俵の上で真っ向勝負をしようとしても勝てないわけです。

中継を見ていて特徴的だったのが、
アフリカの選手はスピードの上げ下げが激しい。
ここに無理矢理ついていこうとすると、体力の消耗が大きすぎます。
(給水所でのペースの上げ下げがキツかった、田中智美選手も言ってましたね。)

もちろん、日本代表選手としてアフリカの選手の背中を追うことは大切ですが、

「彼女たちのペースが落ちた時には前に出てみる」
「彼女たちの急激なペースアップには無理につかない」

そんな勇気が必要なのではないかと思いました。

アフリカ人が支配しているレース。
彼女達の支配下で走っていても勝てるわけがないですよね。

2、オリンピックは記録ではなく結果

上手いなぁ、と感じたのは、

中本健太郎選手。

ロンドンオリンピック、世界陸上モスクワ

での彼の走りはとても頭脳的でした。

途中のペースの上げ下げについて行かずに淡々と自身のペースで。
余計なエネルギーを消費しないため、後半に大きな失速をしなかったのでしょう。

走力で劣る日本選手が海外のレースで結果を残すためには
必要なのことではないかと思っています。

エネルギー代謝の問題

日本人は「糖質」にエネルギーを頼っている方が圧倒的多数です。

そのエネルギー、マラソンを走り切るには不十分なのです。

フルマラソンを糖質に頼って全力で走り切るペースで走った場合、
「2時間」でエネルギーが切れてしまいます。
(よく30kmの壁と言いますが、これはキロ4分で走った場合であって、
殆どの市民ランナーはもっと早くエネルギーが切れる)

しかし、アフリカなどの選手には、

「糖質に頼らないエネルギー代謝」(ケトン体代謝)

が身についているランナーが多く、その場合にはエネルギーが枯渇しないため
終盤に失速することが少ないんですね。

しかも、海外に行けば、日本みたいに全ての食品が安全、ということもないし、
食べにくいものもあるだろうし、十分に糖質を補給出来ない可能性もあるのです。

だからこそ、無駄なエネルギー消費を抑えて走り切ることが
ポイントになるのだと思います。

いよいよ次は男子マラソン

アフリカの選手が間違いなく主導権を握ります。
彼らの細かいペースの上げ下げに惑わされることなく、
マイペースで走ってもらいたいと思います。

タイム自体は決して速くないオリンピックのマラソン。
番狂わせが必ず起こります。
タイムだけ見れば勝ち目がないわけではないので、
頑張ってほしいですね。

そういえば、北京五輪の女子マラソンではこんなこともありました。

コンスタンティナ・ディタ
2008年北京オリンピックの女子マラソンでは、19km付近でひとりロングスパートをかけると、
ヌデレバや周春秀などの優勝候補がいる2位集団とはみるみるうちに差がついてそのまま独走状態となる。
35kmを過ぎてから徐々にペースが落ちたものの、2位のヌデレバとは22秒の差で逃げ切って、
同国初の五輪女子マラソン優勝を成し遂げる快挙を達成。(Wikipediaより抜粋)

陸上競技が始まった、リオオリンピック。
寝不足の日々が続きそうです(^^♪

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ABOUTこの記事をかいた人

ランニングシューズ選びのプロフェッョナル。履くシューズを変える「だけ」で痛みやトラブルから解放。1000名以上のランナーの足を救ってきた実績を持つ。自身もランナーであり、100kmマラソンのベストタイムは7時間37分。