シューズの「硬い」「柔らかい」って
感じ方は人それぞれ。
同じシューズを履いても、
「この靴硬いんだよなー」
っていう人もいれば、
「いや柔らかいよ!」
っていう人もいる。
その違いって、何によって生まれるのか…?
ちょっと考えてみました。
何回かに分けて書いていきたいと思います。
素材の硬い、柔らかいは別問題
まず、前提として、
この「硬い」「柔らかい」は「素材」の問題ではありません。
「屈曲性」の話です。
https://tsukasakitagawa.com/2017/03/21/kukkyokusei/
最近はミッドソールに柔らかい素材を採用するのが流行り。
履いていて気持ち良いのは柔らかいものかも知れない。
心地よいのは柔らかいものが良いのかも知れない。
でも、想像してほしい。
トランポリンの上を走ったらどうだろう?
忙しない朝の時間に柔らかいソファーに座るだろうか?
ふわふわして気持ち良いのはわかるけど、
「動く」という動作を考えると…。
柔らかすぎる素材のものには「リスク」が伴います。
※まぁどんなものでも「長所だけ」「欠点だけ」ってものはないんですけけどね…。笑
柔らかい靴と硬い靴
「この靴は硬い!」
「この靴は柔らかい!」
というような声を耳にするけど、
でも、その感じ方は人それぞれで、
同じ靴を履いても、
「硬い」と感じる人もいれば、
「柔らかい」と感じる人もいる。
果たしてその違いは何なのか…??
【着眼点①】踵接地かつま先接地か?
1つの指標としては、「踵接地」か「つま先接地」。
踵から踏み込んで、足裏全体で地面を蹴って走るような場合、
当然、シューズはある程度「柔らかい」方が走りやすい。
踵を殆ど接地せず、つま先で蹴るような走りをする場合、
シューズにはある程度「反発性」を持たせた方が走りやすい。
【着眼点②】「蹴って走る」か「置いていく」か?
多くの市民ランナーが愛用しているシューズにおいて
「硬い」の代表選手と言えば、アシックスの「ターサージール」。
これは好きな人と嫌いな人に大きく分かれるシューズの1つ。
ポイントとなるのは、
「蹴る」ような走りをするのか、
「置いていく」ような走りをするのか?
「蹴る」走りをする場合、硬すぎるソールというのは、
「靴が曲がってくれない」ため、「硬く」感じる。
その一方、
「置いていく」走りをする場合、ソールの「硬さ」というのは、
推進力に変わることが多い。
※ただ硬すぎて、推進力を生まずに、上下に跳ねてしまう動きに変わってしまう
リスクも大きい…。
「趾(ゆび)」が使えないと跳ねてしまう
一見、「置く」走りをしていても、
「趾」が使えていないと、地面を捉えることが出来ません。
そのため、ただ「跳ねるだけ」という現象が起こります。
速そうに見えるのに、ピョンピョン跳ねているだけで
意外にスピードが出ていないランナーっていらっしゃいますよね!?
そういう方の多くは、「趾」が使えていません。
指を使えるようになることで、速くなる可能性は高いです。
補足として…
「ズームフライ」というナイキのシューズがありますが、
このシューズは使うべき人が使うと、爆発的な力を発揮します。
勝手にシューズが体重を前に運んでくれるため、
足の指が使えなくても、スピードが出るような作りになっています。
このシューズを好むランナーの特徴としては、
①「置いていく」走りをすること
②「過度な踵接地」でないこと
速くは走れるかも知れませんが、
もし他のシューズを履いてスピードが大きく落ちるのであれば…
それはあくまでも「靴のお陰で速く走れている」ということを忘れずに。
並行して、「自らの足の機能を改善する」ということも
怠らずに取り組んでいかなければ、
足の機能は衰えてしまいます。
長い目で見た時、痛い目に合う可能性がありますから…。
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